NMFと細胞間脂質 肌とおなじ保湿成分のはいった高機能保湿乳液!

skinconstruction 激推し化粧品
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乳液に配合されている保湿成分や特徴、たくさんありますよね。

ヒアルロン酸、トレハロース、グリセリン、BG、

セラミド、エタノールフリー、パラベンフリー、

中性脂肪、尿酸値、ガンマGTPなどなど…(後半ちがう!)


どれも魅力的にみえるものばかりで甲乙つけがたいです。


ここではいちど原点にかえって、

肌がもっている天然の保湿成分を補ってくれる、

そんな乳液を選んでみるのはいかがでしょうか?


天然の保湿成分いりのオススメ高機能保湿乳液の条件はこれです!

・天然保湿因子 NMF(PCA-Na、乳酸Na、アミノ酸)配合

・細胞間脂質(セラミド、コレステロール)配合


これらの成分を余すことなく配合した乳液のご紹介と解説をしていきます!!

天然の保湿成分NMFや細胞間脂質配合の商品

さっぱりタイプでオススメ ETVOS(エトヴォス)モイスチャライジングセラム

【特記成分】
NMF(含類似成分)
PCA-Na、アミノ酸(セリン、グリシン、グルタミン酸、アラニン、アルギニン、トレオニン、プロリン、タウリン、ロイシン、バリン、イソロイシン、チロシン、フェニアルアラニン、アスパラギン酸Na、リシンHCl、ヒスチジンHCl)

細胞間脂質(含類似性分)
セラミド(セラミドEOP、セラミドNG、セラミドNP、セラミドAG、セラミドAP、フィトスフィンゴシン)、コレステロール、フィトステロールズ

※セラミドEOP=旧セラミド1     セラミドNG =旧セラミド2  セラミドNP =旧セラミド3  セラミドAG =旧セラミド5  セラミドAP =旧セラミド6Ⅱ

保湿成分
ヒアルロン酸Na

さっぱりしっとりの中間タイプでオススメ REISE(ライゼ)エッセンス セラム乳液

【特記成分】
NMF:乳酸Na、PCA-Na

細胞間脂質
セラミド(セラミドNP、セラミドAP、セラミドEOP、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル))、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、フィトスフィンゴシン、コレステロール

保湿成分
ヒアルロン酸Na

しっとりタイプのオススメ TOUT VERT(トゥベール)セラミドミルク

【特記成分】
NMF
PCA-Na、乳酸Na、PCA、アミノ酸(アルギニン、アスパラギン酸、グリシン、アラニン、セリン、バリン、イソロイシン、トレオニン、プロリン、ヒスチジン、フェニルアラニン)

細胞間脂質
セラミド(セラミド2、セラミド3、セラミド5、セラミド6Ⅱ、セラミド1、フィトスフィンゴシン)、コレステロール

保湿成分
:ヒアルロン酸Na

番外編オススメ(コスパが良い!) おこさまクリーム

【特記成分】NMF
アミノ酸(アルギニン、セリン、グリシン、グルタミン酸、リシン、アラニン、トレオニン、プロリン)、PCA-Na

細胞間脂質
セラミド(セラミド3、セラミド6Ⅱ、セラミドⅠ、フィトスフィンゴシン)、コレステロール

保湿成分
ヒアルロン酸Na


さて、ここからNMFや細胞間脂質の効果について解説していきます。

天然保湿因子 NMFと細胞間脂質について

天然保湿因子 NMFって何?

「新化粧品学」(南山堂)より


天然保湿因子(Natural Mositurising Factor )は、

肌の角層に存在していて保湿の機能をになっている、

天然由来の保湿成分のことです。


主な成分(組成)を上記の表で示しました。

たくさん含まれているアミノ酸ピロリドンカルボン酸(PCA)乳酸塩など、

これらはすべて皮膚の代謝物です。

そのため「天然」保湿因子と呼ばれます。


これらNMFが肌、角層から不足しているといったいどうなるでしょうか。


健康な角層には10~20%の水分が含まれ、

皮膚の弾力性と柔軟性を保持していることが知られています。


しかし、肌荒れ状態では、角層中のNMFは減少してしまっており、

この角層水分量が有意に低下していることが分かっています。


皮膚中の角層の保湿バランスがくずれてしまっているんですね。


つまり乾燥した肌はNMFが足りなくなっている可能性が高いということです!



これら事実や成分の特徴を踏まえたうえで、化粧品原料として、

特に保湿に関連していると考えられているNMFがPCA-Naと乳酸Naです。

NMFって具体的にどう働くの?

「パーソナルケアハンドブック」(日光ケミカルズ)より


結論としては、NMFの中では特に、

ピロリドンカルボン酸ナトリウム(PCA-Na)が優れた水分を保持する力をもっています。


まずは上記の表を理解するために用語の説明をします。


上で示した「1次結合水」は、保湿成分に強固に結合した水分で、

そう易々とは蒸発などして手放しません。

そして強固に結合しているが故に、多くの水分は保持することが難しいです。

そして強固に水分を保持しているため、

1次結合水は肌を潤す役割を大きくは果たすことができないという説もあります。


次に注目すべきが『2次結合水』です。

これは周囲の湿度が高いなどすると比較的簡単に蒸発しますが、

同時に2次結合水は肌を潤す力も優れています。


つまり肌を保湿する力を知るためには、

2次結合水の量に着目する必要があります。


そういう視点で上記の表の3つのアミノ酸、グリシン、セリン、ピロリドンカルボン酸ナトリウムを比べてみます。


グリシンやセリンと1次結合水の量はあまり変わりませんが、

ピロリドンカルボン酸ナトリウム(PCA-Na)はたくさんの2次結合水を保持することができます。


1つ前の項目でお話したように、

NMFの成分としてはアミノ酸が最も多く40%、

量としてはピロリドンカルボン酸(PCA)は2番目で12%です。


PCAは量でこそ2番目ですが、その類似物質として水分保持力の高さから、

PCA-Naは保湿という意味でとても重要な役割をもっています。


もう少し下を見ると有名なヒアルロン酸ナトリウム(ヒアルロン酸Na)なとがあって、

これらは圧倒的に大量の2次結合水を保持することできます。


それはそれで素晴らしくて有用なのですが、

それはそれとして、

まずは本来肌に存在しているべき成分を補いたいですよね


今回はデータまでは見つけられなかったですが、乳酸Naもピロリドンカルボン酸ナトリウムと同様保湿効果があると言われています。


化粧品から補うべき成分の優先順位として、

PCA-Naや乳酸Naに次いで、グリシン、セリンの優先順位が高いということを理解するのが、

上記の資料の役割です。


(ふぅ、アルファベットとかカタカナ多かったですねぇ)


そして補った水分はやっぱり失われないようにフタをしなくてはいけません。

素肌でその役割をはたすのが細胞間脂質です。

細胞間脂質って何?

「新化粧品学」(南山堂)より

細胞間脂質はいわゆる肌の「バリアー機能」を担っている成分です。


角質層の細胞に存在している脂質なので、

「細胞間脂質」と呼ばれます。


これら細胞間脂質は肌からの水分蒸散や、

NMF成分のアミノ酸の流出を防ぐ上で、

とても重要な役割を果たしています。


中でもやはりセラミドが重量な役割を果たしています。

次いでコレステロールも皮膚の水分喪失の抑制に強く関わっています。


そしてこれら『天然保湿因子(NMF)』と、セラミドやコレステロールなどの『細胞間脂質』は、

下の図の赤枠で示すように角層の中に存在しています。

『美容皮膚科学』(南山堂)より


図の上のオレンジ色で示されているのが角質細胞で、

NMFは角質細胞の中などにオレンジ色の丸で示されています。


細胞間脂質は緑の部分で、

角質細胞を囲うように広がっています。


このように角質細胞を囲むことによって、

細胞間脂質はNMFが流れ出てしまうのを防いでくれています。(頼りになる!)


さて、もしかしたら化粧品の成分表示を見た際に、


セラミドに数字がついているのを覚えている方もいらっしゃると思います。


お察しの通りセラミドにはいくつかの種類があり、

機能も異なっていると考えられています。

セラミドってなんかたくさん種類がないですか?

「パーソナルケアハンドブック」(日光ケミカルズ)より


セラミドってなんかたくさん種類があります。

人の角層では7種類のセラミドのタイプが確認されています。

それが上記の図の構造です。


構造を示したことでどうということはないのですが、

基本的な骨格はすべて同じで、

左上の横長い棒の長さが主に違います(棒って)。


種類については目にしたことのある方もいらっしゃると思いますが、

セラミド1~6がそれに該当します(そういえば7ってみかけないですね)


セラミドの特徴としては、以下のようなものが挙げられます。

・日本人女性は思春期から大人になるとセラミド1と2が増え、セラミド3と6が減る

・角化症、特殊な魚鱗癬、アトピー性皮膚炎においてセラミド1が減少

・乾癬斑においてセラミド1、3、6が減少


こう見ると、若々しくて健康な肌のためにはセラミド3と6が大事で、次点として1が大事に見えますね。

化粧品の表示名称としては以下のような変遷があるようです。

    セラミドEOP ←旧セラミド1
 セラミドNG ←旧セラミド2
 セラミドNP ←旧セラミド3
 セラミドAG ←旧セラミド5
 セラミドAP ←旧セラミド6Ⅱ


さて、このように皮膚上ではNMFと、

たくさんのセラミドなどの細胞間脂質がうまく連携をとっています。


それらは単に化粧品に配合しても、

保湿のために同じように有効に働いてくれるのでしょうか?

NMFとセラミドの保湿効果

NMFやセラミドって本当に保湿に良いの?

尾沢達也ほか、皮膚、27、276(1985)


いいんです

NMFや細胞間脂質をバランスよく含んだ化粧品は、

バランスの悪い化粧品よりも優れているとうデータがあります。


ややこしいグラフがでてきたのて、

まずはグラフの見た方をご説明します。


まず最初に目に飛び込んでくるであろう『TWL』について。


TWL(Transepidermal Water Loss;トランスエピダーマル ウォーター ロス)は経皮水分蒸散量のことです。

TEWLと表現されたりもします。

TWL、経皮水分蒸散量とは、角質を通じて蒸散する水分の量のことを指します。


肌、つまり角質から蒸発する水分は少ない方が良いので、

TWLはグラフが小さいほど肌から水分が失われにくい、という見方になります。


TWLを少なく抑えられていれば、

それだけ肌の潤いが保たれるということになりますね。


つぎに『角質水分量』は肌の最外装である角質のもつ水分量を指します。


グラフではΩ(オーム)と呼ばれる電気の抵抗値で示していますね。

肌でも、水分が多い方が電気を通しやすくなります。

つまり潤いのある肌は電気を通しやすいです。


グラフの見方としては抵抗値の逆数をとって、電導度で示しているので、

角質水分量はグラフが高いほど肌が潤っているということになります。


次にⅠ群、Ⅱ群についてご説明です。

Ⅰ群は保湿効果が期待できるバランスの良い配合のクリームです。

以下のような処方です。

・油性成分としてはスクワラン主体

・保湿成分として、高分子系保湿剤、グリセリン、BG、PG

・NMFと細胞間脂質をバランスよく配合


Ⅱ群は比較対象用のダメな結果を予想して作ったクリームです

これは保湿剤の欠損した、バランスの適正でないクリームです。

NMFとセラミドの保湿力が向上するデータ


説明が長くなったので、グラフを再掲します。

結論としては、

NMFや細胞間脂質がバランスよく配合されたクリーム(Ⅰ群)は、

バランスの悪いクリーム(Ⅱ群)と比較して、

TWL(経皮水分蒸散量)が優位に減り、

角質水分量が優位に増えるというものです。


素晴らしいですね!


こういった比較は化粧品の無塗布部と塗布部で比較されたりもします。

そういう試験って、

「塗ってないのと塗ってるのを比較したら、中身が何であろうとそりゃ塗った方が良いに決まってるじゃん?」

という比較評価も多いのですが、

上記の評価はガチで行われているので、とても信頼できるデータです。

NMFとセラミドによる肌のキメの改善データ


本引用論文では、肌の拡大画像も撮られています。

ここではさらに、

Ⅰ群のNMFや細胞間脂質が配合されたクリームの使用後には、

塗布部において肌のキメが整い細かくなっていることが分かります。

数字上ではいくら差があっても、

実際に肌がキレイにならないと意味ないですものね。

ここまで改善効果があると気持ち良いです。


さて、ここからは改めてそんなNMFや細胞間脂質が配合された、


オススメの商品について、成分解析などのコメントを添えてご紹介します。

おすすめ商品のおさらいと補足

さっぱりタイプでオススメ ETVOS(エトヴォス)モイスチャライジングセラム

【特記成分】
NMF(含類似成分)
PCA-Na、アミノ酸(セリン、グリシン、グルタミン酸、アラニン、アルギニン、トレオニン、プロリン、タウリン、ロイシン、バリン、イソロイシン、チロシン、フェニアルアラニン、アスパラギン酸Na、リシンHCl、ヒスチジンHCl)

細胞間脂質(含類似性分)
セラミド(セラミドEOP、セラミドNG、セラミドNP、セラミドAG、セラミドAP、フィトスフィンゴシン)、コレステロール、フィトステロールズ

※セラミドEOP=旧セラミド1     セラミドNG =旧セラミド2  セラミドNP =旧セラミド3  セラミドAG =旧セラミド5  セラミドAP =旧セラミド6Ⅱ

保湿成分
ヒアルロン酸Na

【コメント】
・高価なヒト型セラミドが全種類入っているのがすばらしいですね!

・1%以下の順不同のラインはセラミドEOPあたりからと予想されます。

・冒頭に「さっぱりタイプでオススメ」と書いたのはこれにも関連しています。
 油性成分であるセラミドが恐らく1%未満であること、
 加えて他の油性成分が配合されていないこと、口コミからサッパリであることから考察できます。

・理想を言うならセラミドの量を明らかにしてほしかったこと、NMF成分として保湿に強く関連していると言われている乳酸Naが入っていると、コンセプト的になお良かったかなと感じます。

さっぱりしっとりの中間タイプでオススメ REISE(ライゼ)エッセンス セラム乳液

【特記成分】
NMF:乳酸Na、PCA-Na

細胞間脂質
セラミド(セラミドNP、セラミドAP、セラミドEOP、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル))、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、フィトスフィンゴシン、コレステロール

保湿成分
ヒアルロン酸Na

【コメント】
・ジメチコンやスクワランの油性成分が一定量配合されていることと、口コミから、さっぱりとしっとりの中間タイプであることが考察できます。

・1%未満の成分は、非常に高価な加水分解欄角膜以下だと考えられます。

・配合量は定かではありませんがNMFとして保湿に強くかかわっている乳酸NaとPCA-Naの両方が配合されているのは〇。

・アミノ酸が入っているとコンセプト的になお良かったかなと思います。

・成分と個人の見解からだけだと保湿効果の良し悪しの判断は難しいのですが、アットコスメでの口コミの評価は今回紹介の4製品の中ではもっとも良い点数でした。

しっとりタイプのオススメ TOUT VERT(トゥベール)セラミドミルク

【特記成分】
NMF
PCA-Na、乳酸Na、PCA、アミノ酸(アルギニン、アスパラギン酸、グリシン、アラニン、セリン、バリン、イソロイシン、トレオニン、プロリン、ヒスチジン、フェニルアラニン)

細胞間脂質
セラミド(セラミド2、セラミド3、セラミド5、セラミド6Ⅱ、セラミド1、フィトスフィンゴシン)、コレステロール

保湿成分
:ヒアルロン酸Na

【コメント】
・商品ページに記載があるのですが、ヒト型セラミド(セラミド2、セラミド3、セラミド5、セラミド6Ⅱ、セラミド1)4.5%やばいです!中身の原価とても高いのでは??

・コメントをとってる芋川医学博士はガチのセラミド研究の”祖”です。すごいです。

・1%以下成分は恐らく高価なグリセリルグルコシド以下だと思います。

・量は定かではないですが、主要なNMF、細胞間脂質がしっかり網羅できているなと感じます。

・油性成分のセラミドが4.5%とマカデミアナッツ脂肪酸エチルが表示順2番目なのと、口コミから、しっとりタイプである事が考えられます。

番外編オススメ(コスパが良い!) おこさまクリーム

【特記成分】NMF
アミノ酸(アルギニン、セリン、グリシン、グルタミン酸、リシン、アラニン、トレオニン、プロリン)、PCA-Na

細胞間脂質
セラミド(セラミド3、セラミド6Ⅱ、セラミドⅠ、フィトスフィンゴシン)、コレステロール

保湿成分
ヒアルロン酸Na

【コメント】
・お子様がいる方はぜひ(笑)

・量は定かではないですが、この値段でNMF、細胞間脂質をだいたい網羅できているのはすごいですね。

・1%未満のラインはアルギニン以下あたりからでしょうか。これ以下だったらすごいです。

・アットコスメの口コミ件数は少ないですが、おおむね良いですね。敏感肌の方などご自身で使っている方が多いようです!



【あとがき】

セラミドなどは原料の価格が高いので、

ご紹介した商品としても全体的に少し高くなってしまいました。

それだと手が出にくい方のための「おこさまクリーム」のご紹介でした。


化粧品は分かりやすく特徴的な少しの原料をおしてPRされることが多いと思いますが、

記事中でもご紹介したようにバランスが大切です。


それを見極めるための包括的な知識を得るのも大変だと思いますので、

なるべく分かりやすいように体系的にご説明したつもりです。


結果的には話題になっている商品をご紹介しているだけのようにもなっていますが、

「良い商品は売れている」ということは実際にあり得ることだと思います。

ただ、気を付けないといけないのは「売れている商品は良い」というわけではないということです。


おこさまクリームの紹介は少し極端でしたが、

もう少し安価な商品を見つけたら追記して紹介したいと思います。

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