ホントに落ちにくい NALC ナルク ウォータープルーフ日焼け止めジェル

nalc 激推し化粧品

今回は最近人気の日焼け止め、

NALC(ナルク)ウォータープルーフ日焼け止めジェルの解説です!




この商品は以下のように説明されたりしていますね。

海やスポーツ時など強い日差しの中でも「絶対焼かない」にこだわった日焼け止めジェル。
製法特許「三相乳化法」を用いた、水に強いパーフェクトウォータープルーフが特長です。

https://www.cosme.net/product/product_id/10155647/top

これを読むと、

『三相乳化ってなんか凄そうだけどいったい何?』

『最近の日焼け止めってだいたい落ちないって言ってるけど、本当に落ちないの?』

『もう日焼け止めは数字が大きくて落ちないだけじゃ物足りない!』

なんて感じたりしないでしょうか。


そんな疑問やご要望にお応えすべく、

今回はNALC(ナルク)ウォータープルーフ日焼け止めジェルについて、

これに使用されている三相乳化という技術を中心に解説していきます。


『三相乳化』は安定性バツグンの乳化方法

「一般的な界面活性剤」による乳化

三相乳化とはなにかといいますと、

その特徴の1つを簡単に書くと「安定性バツグンの乳化方法

と言うことができます。


その理由としては、以下の図のように、

従来の「一般的な界面活性剤による乳化」と、「三相乳化」を比較しています。

未来環境テクノロジー株式会社HPより

基本的な用語をいちおう確認させていただきますと、

「乳化」とは油と水を分離しないように混ぜ合わせたりすることを言います(ザックリ)。

そして「界面活性剤」は洗浄はもちろん、この乳化にも使用されるものです。


そして上の図の説明に入ります。

従来の一般的な界面活性剤による乳化では、ミクロの視点で見ると、

油を水に混ぜ込むために使用されていている界面活性剤は、

油の周りを取り囲んでいます。


そして図に記載のあるように「可逆的吸脱着」といって、

界面活性剤は常に油の周りから離れて”脱”離したり、また戻ってきて”吸着”したりを延々と繰り返しています。


これは化粧品として容器の中に入っている状態では、

平衡状態に近い、つまり水と油が分離したりしない状態に近いと考えられます。


しかしながら、この平衡状態は周囲の環境が変われば簡単に崩れます。

例えば日焼け止めであれば、肌に塗られて、かつ水が触れたりすると、

油の周りの界面活性剤の平衡状態がくずれ、

油の周りから界面活性剤が油と一緒に水に溶けだしていってしまいます。


日焼け止め成分は油の成分といっしょに水に混ざっています。

そのため、油の成分が落ちやすいということは、

日焼け止め成分も一緒に落ちやすいと考えることができます。



このようなメカニズムで日焼け止めが水にぬれると落ちていってしまうわけです。

三相乳化は日焼け止めが水に濡れても落ちにくい!

それでは一般的な界面活性剤による乳化と三相乳化はどのように違うのでしょうか。

もう一度さきほどの表をお示しします。

一般的な界面活性座による乳化と違い、

三相乳化では乳化剤が「可逆的吸脱着」ではなく「不可逆的付着」をします。

三相乳化ではこの不可逆的付着によって日焼け止めが落ちにくくなります。

先ほどご説明したように可逆的吸脱着では、

可逆的であるがゆえに界面活性剤が水に溶けだし、

一緒に油や日焼け止め成分も溶けだして落ちてしまいます。


しかし三相乳化では乳化剤が油へ不可逆的に付着しているため、

乳化剤が水に溶けだしにくく、したがって、

三相乳化は油も日焼け止め成分も流れにくい!ということになります。

(不可逆的という表現は少々大げさで、少しくらいは流れると思いますw)

落ちにくく、保湿もできる三相乳化の特許

三相乳化は神奈川大学の発明で、特許が出願されていますので、

その解説をしてみます。

皮膚外用剤および抗シワ剤(特開2016-074656)

この特許では、前述の「見ずに濡れても落ちにくいだけでなく」

優れた保湿性および耐水性を付与できる」

特許として出願されています。


さて、まずは。

耐水性の評価

この特許で「三相乳化(実施例)」と「通常の乳化(比較例)」が分かりやすく比べられています。

以下の表をごらんください。

左側では上から順番に原料の名前が書かれています。

例えばここで最初に書かれている実施例7(三相乳化)比較例11(通常乳化)は、

三相乳化に用いる乳化剤と、通常の乳化に用いる乳化剤以外は、

同じ処方で作られています。


他も同様の関係で、実施例8と比較例12、実施例9と比較例13も、

それぞれ乳化方法が三相乳化か通常乳化かの違いです。

耐水性の評価は以下のように行われています。

 (耐水性評価)

 300mlビーカーに水道水200mlをいれ、製剤約0.025gを添加した後、スターラーで5分間撹拌後の白濁状態を、水道水溶解性として目視にて以下に記載する基準に従い5段階で評価した。この結果を表2に示す。

 <耐水性の評価>

 5 : 耐水性が高い

 4 : 耐水性はやや高い

 3 : 耐水性は普通程度

 2 : 耐水性はやや低い

 1 : 耐水性が低い

https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/PU/JP-2016-074656/4CF1345D6E1905E40AAA15E277D69F61C366EF40A8DA96D919700D4985E3A76B/11/ja

そして以下が結果です。

5点満点で評価する耐水性の評価ですが、

いずれでも通常乳化よりも三相乳化が勝ってますね!
(なんか微妙に試験してないのがある)

まぁ三相乳化の特許なので当然です。


それとわたくし試験を見てて気づいたのですが、

「これ、似たような試験を自分でもできるのでは?」


やってみました。

耐水性評価、自分でやってみました

さて、早速、

落ちやすい代表(ウォータープルーフじゃない)ニベア!
(すみません、落ちやすいってディスってるんじゃないです)

とりあえず水に浮かべてみました…

おお…

ニベアは水がなんかちょっと濁っている…!!


つぎは、以前にご紹介した優れた耐水性の、

ビオレ アスリズム エッセンス!

これは手ごわいのでは…

うーん

なんかふやけてる感じはしますが、

溶けだして濁ってはないです。

さすがアスリズム!



でもよく見てみると…!?

先生!光を当てるとちょっと油が浮いてます!

(先生って誰 早瀬基さん?)

うむ…さすがにo/wだとちょっとくらいは油が浮きますね。


さて、NALCはというと

(すいませんメルカリでゲットした試供品です)

さて、これは…

おお…NALCはまったく油も浮いてません!!

田嶋先生(発明者)!やりましたよ!!!!

爽やかな田嶋先生


さて、田嶋先生のご尊顔もご覧いただいたので次は。

三相乳化の保湿性

以下の表で実施例(三相乳化)と比較例(通常乳化)を比較してますね。

先ほどの耐水性の結果も併記されています

(もともと同一つの表に書かれてました)

左下に角質水分量(μS)と書かれています。

これはマイクロジーメンスと読みます(放射線のシーベルトじゃないです)

これは電気伝導度の単位で、肌は水分が多いほど電気を通しやすいので、

この値が大きい(電気を通しやすい)ほど潤っているということになります。


またここでは先ほどと同様に7と11、8と12、9と13を比べます。

すると、
どれも実施例(三相乳化)の方が比較例(通常乳化)よりも値が大きいですね!

つまり三相乳化の方が保湿力が強いということになります。


理由としては、特許中に田嶋先生曰く、

田嶋先生
田嶋先生

金属酸化物粒子を含んでも、高い粘度の設定が可能で、それにより優れた保湿性および耐水性を付与できる!

とのことでした。


これはたぶん「粘度が高い方が油性成分を多く配合できる」から、

「粘度を上げられる三相乳化にはおおくの油性成分を配合できる」ため、

「三相乳化は保湿力がすごい」とうことかな?と解釈しました。

まとめ

さて、三相乳化でつくった日焼け止めは、

「おちにくい」「うるおう」

ということが分かりましたね!





NALCのは2000円くらいとちょっと値がはるので、手が出なかったら

1000円ちょっとのこちらもオススメです。


以上でございました!


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